ニューヨークへ行ってきました其の十六「さらばNY」

空港に着いて添乗員と別れ、チケットの引き換えと手荷物検査。ま、軽くこなす。英語が分かるようになったわけではなく、分からないことに慣れただけだが。
しばらく時間があるので義理の土産ものを買いあさる。Tシャツ・おもちゃ・お菓子・ハワイのマカデミアナッツチョコ(これは自分用。ほんとうまいよな)雑誌…ふとみるとレジが長蛇の列。一番先頭が何やらもめてるよう。


「あらいくらなの?これだけあるんだけど足りてるのかしら、これで足りる?だからこれだけしかないのよ、足りてるの?どうなの?」
「あら〇〇さん、これだと足りないわよ」
「あらそうなの、で、どれを止めれば足りるのかしら、ねぇ、これ止めたら足りる?」
「それなら貸してあげるわよ」
「あら悪いわねぇ、じゃあこれでね」


そこには一切のカタカナすら使わずレジの前で一歩も引かぬ戦いぶりを見せるじゃぱにーず”おばちゃん”。ホテルの和朝食から餃子を外させるのはお父さんよりおばちゃんだな。
しかしこの間レジの列が長くなろうとも表情一つ変えないアメリカ流接客もさすが。平成の名勝負と呼ばせていただきたい。