御飯が出来上がりました。

「なに…もうそんな時間か。では新聞をめくる手をちと休めるとするか。
今日の献立は…ほぉ、ジャガイモの野菜スープ煮・白身魚のあんかけにりんご、か。さっそくいただくとしよう。
ふむ、ジャガイモの甘みが野菜スープによってよく引き出されておる。ともすればパサツキがちな白身魚も、あんかけにすることで旨味が引き出され、飯の進むことよ、ほっほっほ。
しかし、それにつけても見事なのはこの器よ。白を基調に愛らしいねずみが描かれておる。さぞいわれのある器であろう、どれ、ひとつ銘を…」


あぁ、今日も…(泣)
うちの子、離乳食を食べてくれるのはいいんですが、皿をひっくり返します。
えぇ、必ず。
はい、じっくりと確かめた上で。
もちろん、たっぷりとごはんが入っている、ねずみの国のデザインの奴を。
敗北感に打ちひしがれながら、この子はきっと↑のように考えてるに違いないと、慰め合うチチとハハでありました。