ホリエモン事件のつまらなさ
近鉄の買収やフジとの戦いのとき、みんな何となくホリエモンを応援したのには、彼らのやり方が新しかったこともあったと思う。
多少ずるい手を使っても、「グレーかも知れないけど、黒じゃないでしょ?」ってしらんふりしてる姿は、隣で歯ぎしりしてるじいさんたちの図柄とあいまって、ちょっとしたカタルシスがあった。
暴力団との関係。
政治家への献金。
海外の銀行を使ったマネーロンダリング。
このところ出てくる話題は、まだ真偽のほどはともかくとして、「どこかで聞いたことのあるような話」ばかりだ。
結局はそんなやり方しかないのか?
「ぼくらのやり方」で戦っていくなんて、やっぱり無理なのか?
拝金主義がどうのこうのより、この絶望感のほうがよっぽど青少年に悪影響を与えると思う。