麺の食べ方
麺類とごはんを一緒に食べるのはいつの間に市民権を得たんだろう。
70年代には「ラーメンライス」が貧乏メシの代名詞だったはずだ。
「大阪人はきつねうどんとごはんを一緒に食べる」との驚きは
80年代半ばごろまで中島らもがエッセイのネタにしてしたはずだ。
気がつけば、昼時にライスをサービスするラーメン屋は当たり前になり、
そば屋にも丼とのセットがあることに違和感がなくなった。
若い人には実感がないかもしれないが、関東人が「そんな炭水化物だらけの食事なんて」と笑っていたのは本当についこないだの話なのだ。
これには80年代初頭の漫才ブームによる関西文化の拡大が
密接に関連していると僕はにらんでいる。
誰か吉本工業の売上高推移とそば屋のメニューの変遷について
調べてくれないだろうか?
このまま吉本の売り上げ拡大が続くと、
「御好み焼きとごはんを一緒に食べるなんて」とダウンタウンを笑っていられるのも
あと僅かのこととなるだろう。
今日のおひるごはん情報:コロッケカレー(キッチンジロー・800円)